活動の様子

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2025年度 活動の様子

2.活動助成部門 本格コース

団体名

日本工業大学 建築学部建築学科

テーマ

【農山間地域を対象とした傾斜土槽法による個別分散水処理システムの提案,徳島神山のエコスクール「森の学校みっけ」における厨房の水処理設備の製作】

徳島県神山町は、汚水処理人口普及率は52.2%であり、47.8%の雑排水は未処理放流となっています。神山町にあるエコスクール「森の学校みっけ」では、し尿はバイオトイレで資源化していますが、雑排水は未処理です。また、上水は沢水を直接利用しています。そこで、本活動では、傾斜土槽法を用いた水処理システムを、小学生や地域住民の手によって自作し、雑排水と沢水の浄化を目的にします。水環境保全とともに、限りある資源を循環させた暮らしを学ぶことにもつながります。

活動の様子

1.勉強会の開催

7月1日に、現地調査と事前の勉強会を開催しました。

勉強会の様子
勉強会の様子

2.浄化システムの製作ワークショップの開催

9月2日、3日に子供たちも加わって、浄化システムの製作ワークショップを行いました。
無事に、排水側の浄化装置が完成し、現在は、水質検査を実施しているところです。上水側の浄化システムについては、10月6日に設置工事を行う予定です。その後、上水側も水質検査を開始します。

製作ワークショップ-担体の充填作業1
製作ワークショップ-担体の充填作業1
製作ワークショップ-担体の充填作業2
製作ワークショップ-担体の充填作業2
製作ワークショップ-装置の設置作業1
製作ワークショップ-装置の設置作業1
製作ワークショップ-装置の設置作業2
製作ワークショップ-装置の設置作業2
製作ワークショップ-装置の設置作業3
製作ワークショップ-装置の設置作業3
製作ワークショップ-装置の設置作業4
製作ワークショップ-装置の設置作業4
製作ワークショップ-完成1
製作ワークショップ-完成1
製作ワークショップ-完成2
製作ワークショップ-完成2
製作ワークショップ-完成3
製作ワークショップ-完成3

3.森の学校みっけ 傾斜土槽法による沢の水の浄化システムの設置

排水側につづき、10月6日には、上水側に傾斜土槽を設置しました。

・7月1日に、沢の水の水質検査(11項目)を実施しました。その結果、一般細菌と大腸菌で水質基準が 不適合となっていました。そのため、上水側に傾斜土槽を設置し、一般細菌と大腸菌の除去を目指すことにしました。
 傾斜土槽によるこれらの菌の除去は事例がないため、まずは、上水の一部の雑用水を対象として浄化性能を検証することになりました。沢の水を取水しているポリエチレンパイプを分岐し、台所への給水と外部の 手洗い水用に分け、手洗い水用の経路に傾斜土槽を設置することにしました(図1)。

勉強会の様子
図1

・10月6日に、図1に示す上水の浄化システムの工事を実施しました。ポリスチレンパイプを分岐し、 傾斜土槽容器5段積みにパイプを接続し、傾斜土槽の出口から貯水タンクへと接続しました。

ポリスチレンパイプの分岐の様子
ポリスチレンパイプを分岐させた様子
ポリスチレンパイプを
分岐させた様子
分岐させたパイプを石垣に沿わせて延長している様子
分岐させたパイプを
石垣に沿わせて延長している様子
延長したパイプを傾斜土槽の容器へ挿入した様子
延長したパイプを
傾斜土槽の容器へ挿入した様子
新設する傾斜土槽へパイプを引く
分岐から傾斜土槽までの全景
分岐から傾斜土槽までの全景
傾斜土槽へ挿入した様子
傾斜土槽へ挿入した様子
メンテナンス時を考慮しバルブを設置
メンテナンス時を考慮し
バルブを設置
傾斜土槽出口から貯水タンクへ接続する
5段の傾斜土槽を通過後の処理水が溜まる容器
5段の傾斜土槽を通過後の処理水が溜まる容器
傾斜土槽から貯水タンクを見る
傾斜土槽から貯水タンクを見る
処理された水が溜まる貯水槽兼手洗器
処理された水が溜まる
貯水槽兼手洗器

・11月7日より、試験的な運用を開始しました。現在は、定期的に水質検査を実施しています。

4.水質検査

排水については、2週間に一度、サンプリングし、水質検査を継続しています。上水側については、月1回、水道基準の水質検査を実施する予定です。

5.一般家庭への水平展開

現在、何件かの住宅で、傾斜土槽を設置したいとの要望をいただいており、実際に導入するご家庭を選定しています。