宮古島は、飲料水を地下水に依存する低島で、地下水汚染は島民の命に関わります。ところが、害虫防除目的で使用される殺虫剤や農薬成分によって地下水は汚染されており、昨年度の研究で水道水、井戸水及び地下ダム水にクロチア二ジンなどの化学農薬成分が含有されていることもわかりました。
今年度は、引き続き地下水に含有される化学農薬成分の分析を行い、基幹作物のサトウキビや環境班で開発した有機質肥料を活用して栽培した稲の籾や日本そば種子などに含有される化学農薬成分の分析を行い、宮古島の「水」と「食」を守る研究に取り組みます。
2024年度成果発表会の資料
https://mizuinfra.or.jp/data/2024_happyou_miyakosougoujitugyou.pdf